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オリエンタルカーペット株式会社【山形県東村山郡山辺町】

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企業概要

  • 会社名

    オリエンタルカーペット株式会社

  • 創業・設立年

    昭和21年6月17日(創業 昭和10年)

  • 業 種

    各種じゅうたん、緞帳、タピストリの製造販売及びこれに付帯関連する事業

  • 主要製品

    じゅうたん、緞帳、タピストリ

  • 住 所

    〒990-0301 山形県東村山郡山辺町大字山辺21番地

  • 代表者

    代表取締役社長 渡辺 博明

  • T E L

    023-664-5811

  • F A X

    023-665-7513

  • 主な販売チャネル

    直販、卸、ECサイト

  • 国内外EC販売実績

    自社オンラインショップ

  • 対応言語

    日本語

創業者の想い・創業当時のエピソード

昭和初期、冷害凶作による大不況となり、子女が身売りされるほど事態は深刻でした。この状況を見かねていた創業者の渡辺順之助が「この地には、どうしても女性が働く場が必要だ」と考え、昭和9年「ニッポン絨毯製造所」を創設。翌10年には技術習得のために中国人技術者を7名迎え入れました。
伝習はかなり難渋しました。言葉が通じず、手織の指示は耳や髪を引っ張って合図にしたという話もあります。翌11年には、新工場を建てて新たな伝習生も迎えましたが、16年に太平洋戦争が勃発すると、工場は軍需のために製造の中断を余儀なくされ、社員は家業に戻るほかありませんでした。
終戦後の21年6月、順之助は現在のオリエンタルカーペット株式会社を設立して事業を再開。とはいえ当初は原料の羊毛がないため、苦肉の策として葛の根を工夫してじゅうたんを織りあげ、進駐軍の指令室に納めるなどしていました。

作者の想い、こだわり・地域との関わり

技術の直接導入により創業したが故、全工程を自分たちで賄うこととなり、これが糸づくり・染め・織り・アフターメンテナンスまで日本で唯一の一貫管理のじゅうたんづくりにつながりました。一人の職人が製品の完成まで手掛けます。
今年は新型コロナの影響もあり例年とは違いますが、いつもなら年2,000人を超える方々が県内外より工房視察に訪れ、産業観光にもつながっています。

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